夏場に増える危険な「熱中症」とは?
症状と適切な対策を詳しく解説!
高温多湿の環境下で、体内の水分や塩分が失われることにより、体温が上昇し、熱中症になってしまうことがあります。
特に体温調節が苦手な子供や高齢者などは、十分に注意が必要になります。
そこで、この記事では、熱中症の症状と適切な対策について解説していきます。
熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿の環境下で体内の水分や塩分が失われ、体温が上昇することによって引き起こされる症状のことを指します。
脱水症状や熱射病といった症状を引き起こし、重症化すると意識障害や死亡に至ることもある非常に危険な症状です。
熱中症というのは、関連する症状の総称であり、以下のような種類があります。
熱けいれん
熱けいれんは、高温多湿の環境下で、体内の水分や塩分が失われることによって引き起こされる症状の一つです。
特に、運動などで汗を多くかいた場合に発生することが多く、足や腕などの筋肉が硬直してしまいます。
熱けいれんが発生した場合は、体を冷やし、水分や塩分を補給することが大切です。
熱失神
熱失神は、高温多湿の環境下で、体内の水分や塩分が失われ、血圧が低下した状態で立っていると、意識を失ってしまう症状のことを指します。
熱失神が発生した場合も熱けいれん同様に、横になり、体を冷やし、水分や塩分を補給することが大切です。
熱中症の症状
熱中症の症状には、以下のようなものがあります。
- 頭痛やめまい
- 寒気や倦怠感
- 脱力感
- 吐き気や嘔吐
- 顔が赤くなることや、肌がカサカサすること
- 痙攣
- 失神
など
これらの症状が現れた場合は、すぐに適切な対策を取る必要があります。
また、高齢者や乳幼児、妊婦などは、熱中症になりやすいため、特に注意が必要です。
熱中症の対策
熱中症の対策としては、以下のことが挙げられます。
- 適度な水分補給をすること
- 涼しい場所で休憩すること
- 軽い運動や外出を避けること
1つずつ見ていきましょう。
適度な水分補給をすること
熱中症を予防するためには、適度な水分補給が大切です。
水分補給は、こまめに少量ずつ行うことが効果的です。
また、水だけでなく、塩分や糖分も一緒に補給することが大切です。
最近では、スーパーなどで塩分タブレットなども売っており、運動時などは水分と一緒に摂取することで、体内の塩分濃度を保つことができます。
涼しい場所で休憩すること
高温多湿の環境下では、体力が消耗しやすくなります。
熱中症を予防するためには、涼しい場所で休憩することが大切です。
電気代の高騰により、エアコンの使用を控えているという人もいますが、命に何かあってからでは大変です。
我慢することなくエアコンや扇風機を利用して、部屋の温度を下げ、熱中症を予防しましょう。
軽い運動や外出を避けること
熱中症を予防の一環として、日中の運動や外出は極力避けることをオススメします。
特に、猛暑日などは、できるだけ室内で過ごすようにしましょう。
とはいえ、適度な運動も大切です。
健康を維持したり、暑さに負けない体作りをするためには、運動は不可欠です。
温度管理のされたジムや、日中よりも気温の下がる夜間などで運動をするよう心がけましょう。
まとめ
毎年、熱中症によって多くの方が病院へ搬送されたり、最悪の場合、亡くなられるというニュースを目にします。
自分は大丈夫と思っていても、その時の体の状態によって、体への暑さの影響というのは変わってきます。
侮ることなく、油断することなく、予防と対策をしっかりと行い、健康な日々を過ごせるように心がけていきましょう。
また、熱中症になり、回復したにも関わらず体のだるさなどの何かしらの症状が続く場合は、自律神経に影響を与えている可能性もあります。
熱中症後の障害自体はもちろん、後遺症にお悩みの方は、公式ラインに登録の上ご相談いただけたらと思います。