腰痛とは
腰痛とは、腰部(背中の下側)に痛みを感じる状態を指します。
痛みの程度や範囲は個人によって異なり、急性(突然の痛み)
から慢性(長期間にわたる痛み)まで幅広い症状があります。
腰痛は日常生活に大きな影響を及ぼすことがあり、注意が必要です。
腰痛の種類
腰痛には、急性腰痛と慢性腰痛の2つの種類があります。
急性腰痛は、突然起こり、強い痛みを伴います。
慢性腰痛は、長期間にわたって痛みが続く場合を指します。
また、腰痛は部位によっても異なり、
特定の部位に現れる局所的な痛みと全体的な広範囲な痛みがあります。
急性腰痛
急性腰痛は、一過性の腰痛で、特定の動作や姿勢、
負荷によって引き起こされることが多く、ぎっくり腰とも呼ばれます。
急性腰痛は、腰の筋肉や靭帯、椎間板に損傷が生じたことが原因となり、強い痛みを伴います。
慢性腰痛
慢性腰痛は、長期間にわたって痛みが続く腰痛で、
一般的には3か月以上続く痛みを指します。
慢性腰痛は、急性腰痛が治らずに継続する場合や、
腰の筋肉や靭帯、椎間板の損傷が長期間続いた場合に
発生することが多いです。
腰痛の症状
腰痛の症状は、ズキンとするような鋭い痛みから鈍痛までさまざまです。
基本的に、急性腰痛であればズキンとするような痛み、慢性腰痛であれば持続的な鈍痛が起こりやすくなります。
また、腰痛には腰だけでなく、お尻や足の方にも影響を与えることがあり、痛みや違和感、しびれなどを感じることもあります。
この他にも、日常の動作に制限が出たり、睡眠時の姿勢保持が難しく、睡眠の質を下げたりすることもあります。
腰痛の主な症状一覧
一言で腰痛と言っても、症状は様々です。
ここでは、代表的な腰痛症状をお伝えします。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎変性すべり症
- 腰椎分離症
- 側弯症
など
腰痛の原因
腰痛の原因は様々です。
筋肉や靭帯の損傷による腰痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの構造的な問題、そして姿勢や運動不足、ストレスなどの生活習慣による影響があります。
構造的な問題は、腰痛の原因として最も一般的であり、腰痛の治療では、構造的な問題に対してアプローチすることが多くなります。
また、生活習慣による腰痛は、痛みの緩和だけでなく、再発予防にも重要な役割を果たします。
ここからは、それぞれの腰痛について解説していきます。
筋肉や靭帯の損傷による腰痛
腰痛の原因の一つに、筋肉や靭帯の損傷があります。
腰の筋肉や靭帯が急激な負荷によって痛められたり、長時間同じ姿勢を続けることによって疲労がたまり、痛みを引き起こすことがあります。
具体的には、重いものを持ったり、強度の高い運動を行う、長時間のデスクワークなど、腰に強い負荷や長時間の負荷がかかった際に筋肉や靭帯に損傷を与えることがあります。
構造的な問題による腰痛
腰痛の原因として最も一般的なのが、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの構造的な問題です。
椎間板ヘルニアとは、腰椎の間にある椎間板が変形し、神経を圧迫することによって腰痛を引き起こす症状です。
脊柱管狭窄症とは、脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することによって腰痛を引き起こす症状です。
この他にも構造的な問題による腰痛はありますが、どれも腰椎(腰の骨)を起因とするもので、場合によっては、手術も必要なことがあります。
姿勢や運動不足、ストレスなどの生活習慣による腰痛
腰痛の原因としては、身体的な原因だけでなく、姿勢や運動不足、ストレスなどの生活習慣による影響もあります。
例えば、長時間座りっぱなしの生活や、姿勢の悪さが腰痛を引き起こすことがあり、他にもストレスが腰痛を引き起こすこともあります。
ストレスの蓄積は、自律神経を乱し、その結果筋肉が緊張、血流循環を悪くすることで腰痛に繋がります。
腰痛の一般的な治療法
腰痛の治療法には、休息や炎症の軽減を目指すための対処法、生活習慣の見直しと運動療法の重要性、医師の指導のもとでの薬物療法や理学療法の活用があります。
対処法
急性腰痛の場合は、休息や炎症の軽減を目的として、保冷剤の使用や湿布、鎮痛剤の使用が行われます。
また、慢性腰痛に対しては、保温剤の使用や温浴、マッサージ療法などが行われます。
生活習慣の見直しと運動療法
腰痛の再発予防には、生活習慣の見直しと運動療法が重要です。
例えば、腰痛と関連する姿勢の改善、運動不足の解消、ストレスの軽減、体重の管理などが挙げられます。
また、腰痛に対して適切な運動療法を行うことで、痛みの緩和や再発予防につながります。
薬物療法や理学療法
薬物療法や理学療法は、急性腰痛や慢性腰痛に対して、痛みの緩和や再発予防のために行われる治療法です。
薬物療法としては、鎮痛剤や筋弛緩剤が用いられます。
理学療法としては、マッサージ療法や物理療法、運動療法などがあります。
腰痛の予防法
腰痛を予防するためには、適切な姿勢の保持や座り方の工夫、運動の導入と筋力トレーニングの実施、ストレス管理や体重管理が重要となります。
特に腰痛予防には、腹筋や背筋の強化が効果的です。
また、日常生活での適度な運動やストレッチなど、運動習慣の取り入れも腰痛予防に繋がります。
ただし、運動強度などを誤ると、腰痛が悪化することもあります。
自身で判断が難しい場合には、医師や専門家のアドバイスを参考に、現状に則した適切な予防法を取り入れるようにしましょう。
病院の治療では一向に良くならない、腰痛への対策
多くの腰痛は、構造的な問題が多いため、検査による原因の特定はされやすいものです。
しかし、一部の腰痛では病院で検査をしても「原因が分からない」「異常は見当たらない」といったことや「治療を継続しているがなかなか良くならない」といったことでお悩みの方もいるかと思います。
このような時は、違った方面からのアプローチを検討してみるのも良いかもしれません。
例えば、腰痛や自律神経症状を得意とする整体院の受診などがあります。
上記でも少し触れていますが、腰痛はストレスの影響を受けることがあります。
ストレスは自律神経と密接に関係するため、ここをケアすることで腰痛が緩和する可能性もあります。
腰痛専門院や自律神経を得意とする整体院は、根本となる原因を見つけ出し、適切な調整を行ってくれます。
通常のマッサージやバキバキ、ボキボキの整体では届かない、身体の深部まで原因を深掘りして調整をしてくれます。
こういった異なる角度からのアプローチを行うことで、症状が緩和することもありますので、選択肢の1つとして検討してみてください。
それでも、暑さによって異常な発汗をしたり、対処法にあまり効果を感じない場合は、身体そのものに以上がある可能性もあります。
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