今回は、健康を気にするなら絶対に知っておくべき「自律神経」のお話をしていきます!
あらゆる症状や病気と関連し、非常に重要な役割を持つ神経ですので、ここでしっかり勉強しておきましょう!
自律神経ってそもそも何?
自律神経は、自分の意思でコントロールできない神経のことで、体温、心拍数、血圧、呼吸などの体のあらゆる自動的な機能に大きな役割を果たしています。
自律神経のおかげですね!
自律神経は、意識的にコントロールすることができないため、私たちが気づかないうちに、常に体の機能を調整しています。
しかし、何かをきっかけにこの機能が乱れ、その状況が続くと、体に様々な症状が起こります。
その症状というのが、頭痛やめまいなどをはじめとする、いわゆる「自律神経失調症」というものです。
多くの方が悩むこれらの症状の大半は、自律神経の乱れによって起こっているケースがほとんどです。
頭に入れておきましょう!
自律神経の大枠が分かったところで、ここからは体にとって最も大事と言っても過言ではないほど、重要な役割を持つ自律神経について、さらに詳しく解説していきます。
交感神経と副交感神経
自律神経を細かく分けると「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経に分かれます。
【交感神経】
交感神経は、簡単に言うと戦闘モードの神経です。
日中の活動的な時間帯に主に働く神経で、体内では例えば、心拍数の増加や血圧、血糖値の上昇などが起こります。
身体にエネルギーを供給して、身体の反応を最大限に引き出す働きがあります。
【副交感神経】
副交感神経は、寝ている時やリラックスしている時に主に働く神経で、身体の休息や消化、修復にエネルギーを割り当てるようにします。
具体的な身体の反応としては、心拍数や呼吸を遅くしたり、血圧や血糖値を下げるように働きかけます。
自律神経はバランスが大事
上記でも書いた通り、自律神経というのは「交感神経」と「副交感神経」に分かれるわけですが、どっちが大事で、どっちが大事じゃない、なんてことはありません。
どっちも大事なんです。
大事ということなんです!
例えば、自律神経のバランスが崩れて、交感神経が働きすぎると、通常夜に近づくにつれて働き出す副交感神経が働かず、夜眠れなかったりします。
この他にも、不安やイライラ、高血圧、頭痛などの症状が現れることがあります。
反対に、副交感神経が働きすぎていると、日中活動的な時間にも関わらず、眠気があったり、身体のだるさを感じます。
この他にも、低血圧、めまい、吐き気、消化不良などの症状が現れることがあります。
なので、交感神経と副交感神経は、どちらかが過度に働きすぎる状態ではなく、状況や時間帯によって、必要な神経が必要に応じて働く状態が理想的な状態と言えます。
なんで自律神経は乱れるの?
自律神経が乱れる要因、つまり「きっかけ」は人によって様々です。
対人関係や不規則な生活習慣、睡眠不足、気候の変化など、日常生活におけるあらゆるストレスが自律神経を乱すきっかけになります。
症状や病気が起こる時というのは、これらのきっかけを通じて、自律神経が乱れ、その状態が続くことで症状、病気が起こります。
自律神経が乱れる人と乱れない人の違い
自律神経が乱れる理由については、上記で説明しましたが、同じようなストレスを受けているにも関わらず、自律神経失調症になる人とならない人がいますよね。
これにはどんな違いがあるか、知っているでしょうか?
もっとも大きな違いは「思考」です。
同じストレスを受けても、自律神経に影響をあまり与えない人というのは、思考によるストレス抵抗力が非常に高いんですね。
完璧主義だったり、慎重思考、ネガティブ思考、人の目や評価が気になり過ぎる、クヨクヨ考えがちといった思考の方ほど、同じストレスを受けても、より自律神経を乱しやすいのです。
ただ、自律神経失調症になったからといって、「性格が悪い」とか「メンタルが弱い」ということではありません。
お酒の強い、弱いがあるように個人差があるので、決して自分を攻める必要はありません。
まとめ
自律神経は、体にとって重要な役割を果たす神経です。
バランスが崩れると、身体に様々な症状が現れることがあるため、バランスを保つことは非常に重要なことと言えます。
とはいえ、日々降りかかるストレスから身を守ることは、一人では難しいこともあります。
もし、一人では抱えきれなかったり、悩みを誰かに聞いてほしいと思った時には、以下の公式LINEからご相談ください。