- 脂質異常症の基本知識
- 脂質異常症と自律神経の関係
- 脂質異常症の改善と予防
脂質異常症の基本知識
脂質異常症とは、血液中の脂質の値が基準値から外れた状態のことです。
脂質には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質などがあります。
これらの脂質は、体に必要な栄養素ですが、値が高すぎると動脈硬化を引き起こす原因となります。
脂質異常症の症状
脂質異常症の症状は、ほとんどの場合、自覚症状がありません。
そのため、脂質異常症に気付かず、そのまま放置した結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの重大な病気を発症するリスクが高くなります。
ですので、脂質異常症としてではなく、動脈硬化や心筋梗塞の前症状として以下の症状が発生することがあります。
- 胸痛
- 息切れ
- めまい
- 立ちくらみ
- 手足のしびれ
- 間欠跛行(歩いていると足に痛みが生じ、休むと痛みがなくなる)
- 視力障害
脂質異常症の原因
脂質異常症の原因としては、主に以下の3つが代表的です。
- 食生活や生活習慣による原因
- 遺伝による原因
- 病気による原因
ただ、実はこれ以外にも原因として考えられるものがあります。
それが「自律神経の乱れ」です。
脂質異常症と自律神経の関係
そもそも自律神経って何?という人は、まずこちらからご覧ください。
【知らなきゃマズイ】自律神経の基礎知識を5つのポイントで徹底解説します!
ストレスなどをきっかけに、自律神経が乱れると、ほとんどの人が交感神経が優位な状態になります。
この交感神経が優位な状態というのは、体がエネルギーを必要とする状態のため、体は迅速に供給しようとします。
その供給方法の一つに、脂肪を分解し血中に放出するという方法があります。
これは、体の中で自動的に行われているのですが、過剰な交感神経の活性化は、過剰に脂質を分解します。
これによって、血中に脂質が必要以上に分解された上に、交感神経優位で血流循環も悪くなるため、脂質は血管内に蓄積されます。
結果として、動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こし、命の危険を招く恐れがあります。
脂質異常症の改善と予防
まずやるべきこと
まず、上記のような症状が発生したり、長引く場合には、病院で検査をしてもらいましょう。
脂質異常症は、定期的な血液検査で早期に発見することができます。
仮に脂質異常症と診断された場合には、病院の先生の指示に従って治療をしましょう。
ただ、これに加えて、これまでの生活を見直し、生活習慣を見直したり、自律神経の乱れを改善できるよう自身で対策することも重要です。
自律神経が整えば、交感神経と副交感神経のバランスが取れ、過剰な脂質の分解を防いだり、血流の循環も良くなります。
結果として、血液検査の結果も変化してくるはずです。
本当に大切なこと
実は病院で治療したり、自律神経を整えただけでは、不十分かもしれないことを知っているでしょうか?
仮に症状が改善しても、再発してしまっては意味がありません。
つまり、本当に大切なのは、再発させないための「予防」ということです!
「思考」を変え、ストレスへの抵抗力を引き上げてあげることが、実は再発防止に大きく繋がります。
これについては、少し長くなるので以下のリンクの「自律神経が乱れる人と乱れない人の違い」というところをチェックしてみてください。
【知らなきゃマズイ】自律神経の基礎知識を5つのポイントで徹底解説します!
まとめ
今回は、脂質異常症と自律神経についてお伝えしました!
症状を改善し、再発の予防をしていくためには、まず自律神経を整えていくことが重要になります。
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