突発性難聴とは
突発性難聴とは、突然片耳の聞こえが悪くなる病気です。
原因がわからないことから「原因不明の難聴」とも呼ばれます。
人口の1000人に1~3人程度の発症率といわれており、発症年齢は20~60歳代に多く、女性より男性に多い傾向があります。
突発性難聴の症状
突発性難聴の症状としては、以下のものが代表的です。
- 片耳の聞こえが悪くなる
- 耳鳴りがする
- めまいがする
聞こえが悪くなる程度は、軽度なものから重度なものまでさまざまです。
また、耳鳴りがする人も多く、めまいを伴うこともあります。
突発性難聴の原因
突発性難聴の原因は、完全にはわかっていません。
しかし、以下の原因が関係していると考えられています。
- 血流障害
- ウイルス感染
- 免疫反応
- ストレス
- 過労
- 睡眠不足
- 喫煙
- 生活習慣病
血流障害は、内耳の蝸牛(かぎゅう)に栄養を送る血管が詰まることで起こります。
ウイルス感染は、インフルエンザや風邪などのウイルス感染によって、内耳に炎症が起こることで起こります。
免疫反応は、体内の免疫システムが内耳を攻撃することで起こります。
これらの殆どが、自律神経と関連しており、特にストレス、過労、睡眠不足、喫煙、生活習慣病などは、密接に関わります。
自律神経の乱れの結果、突発性難聴が起こるケースも十分に考えられます。
突発性難聴の一般的な治療法
突発性難聴の治療には、以下の方法が代表的です。
- ステロイド薬の投与
- 経静脈内注射
- リハビリテーション
ステロイド薬の投与
ステロイド薬は、炎症を抑える働きがあります。
発症後48時間以内が効果的といわれています。
経静脈内注射
糖経静脈内注射は、ステロイド薬を血管から直接注射する方法です。
ステロイド薬の血中濃度を高めることで、より効果的な治療が期待できます。
リハビリテーション
リハビリテーションは、聴力を回復させるために、聴覚訓練や音響療法などを行う方法です。
発症後早期に開始することが大切です。
突発性難聴の予防法
突発性難聴の予防には、以下の方法があります。
- 耳の健康を守る
- ストレスを溜めない
- 十分な睡眠をとる
- 喫煙を控える
- 生活習慣病を予防する
耳の健康を守る
耳の健康を守るためには、耳栓やイヤーマフなどで、大きな音から耳を守ることが大切です。
ストレスを溜めない
また、ストレスを溜めないように、適度な運動や趣味を楽しむなど、心身をリラックスさせることも大切です。
十分な睡眠をとる
十分な睡眠をとることで、免疫力を高め、突発性難聴のリスクを減らすことができます。
喫煙を控える
喫煙は、血流障害の原因となるため、控えることが大切です。
生活習慣病を予防する
生活習慣病を予防することで、突発性難聴のリスクを減らすことができます。
どこに行っても一向に良くならない、突発性難聴への対策
つらい突発性難聴に悩まされ、病院やマッサージなど、色んなところに行ってみたものの、なかなか改善しないという人も少なくないかと思います。
このような時は、一度今までと違った方面からのアプローチを検討してみるのも良いかもしれません。
例えば、自律神経症状を得意とする整体院の受診などがあります。
どんな痛み、症状も元を辿れば、自律神経に行き着きます。
自律神経は、生命の中枢でもある脳幹と密接に関係するため、自律神経を整えることは、全身の健康にも大きく繋がります。
また、自律神経を得意とする整体院の多くは、一時的に良くなる対処療法ではなく、根本となる原因を見つけ出し調整を行う、根本療法を取り入れていることが多い傾向です。
こういった異なる角度からのアプローチを行うことで、症状が緩和することもありますので、選択肢の1つとして、ぜひ検討してみてください。
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