指定難病のもやもや病ってどんな病気?

もやもや病とは

もやもや病は、脳の血管が徐々に狭窄し、閉塞していく進行性の脳血管障害です。
脳底部にある内頚動脈という太い血管が主に影響を受け、終末のところから徐々に細くなっていき、閉塞することで脳全体の血流が悪くなります。
もやもや病という病名の由来は、上記によって脳への血流が不足した際に、不足した血液を送るために脳の底部で発達した細い異常血管がもやもやして見えることに由来します。
患者数は、人口10万人あたり6〜10人と少ないですが、厚生労働省の指定難病とされています。

不調改善お役立ちサイト|頭痛|肩こり|腰痛|もやもや病

もやもや病の症状

もやもや病の症状は、上記でも記載した通り、脳血流不足によって起こります。
主な症状は以下の通りです。

一過性脳虚血発作

手足の麻痺、しびれ、言語障害、ろれつが回らない、視野障害など

脳梗塞

上記に加え、意識障害、半身麻痺、失語症など

脳出血

頭痛、嘔吐、意識障害、麻痺など

これらの症状は、突然起こることがあり、重症の場合は生命に関わることもあります。
10歳以下の子供や30〜40代の成人に発症することが多く、子供の場合は、知能低下などの症状が見られることもあります。

もやもや病の原因

もやもや病の原因は、まだ解明はされていません。
ただ、症状が起こるメカニズムやある特定の遺伝子を持つ方に発症しやすい傾向にあるということまでは、研究によって明らかになっています。
またデータとして、もやもや病患者の約10%は、家族歴があります。
しかし、家族歴があったとしても必ずしも遺伝するとは限らないのが、現在のデータが示しています。

不調改善お役立ちサイト|頭痛|肩こり|腰痛|もやもや病

もやもや病の一般的な治療法

もやもや病の治療法は、大きく内科的治療と外科的治療の2つがあります。

内科的治療

内科的治療は、脳梗塞や脳出血などの症状を抑えるための治療法です。
具体的には、以下の薬が使用されます。

  • 抗血小板薬
    血液をサラサラにして、脳梗塞を予防する薬
  • 抗けいれん薬
    てんかん発作を予防する薬
  • 降圧薬
    血圧を下げる薬
  • 抗脂質異常症薬
    コレステロールや中性脂肪を下げる薬

内科的治療は、症状を改善し、脳卒中等の予防に効果がありますが、もやもや病の根本的な治療法にはなりません。

外科的治療

外科的治療は、脳の血流を改善するための手術です。
具体的には、以下の2種類の手術が行われます。

  • 直接バイパス術
    頭皮の血管を脳の表面の血管に直接つなぐ手術
  • 間接バイパス術
    頭部の筋肉や血管、脳や頭蓋骨を包んでいる膜などを脳表に接着させ、自然に血流が入るのを期待する手術

外科的治療は、脳梗塞や脳出血のリスクを大幅に下げることができる有効な治療法です。
しかし、手術には合併症のリスクも伴うため、これらのリスクも加味して検討する必要があります。

もやもや病の予防法

もやもや病は、原因が解明されていない以上、明確な予防法はありません。
しかし、脳自体や血管などへの負担を減らす予防を行うことでリスクを少しでも減らすことが可能と考えられます。
以下にリスクを下げるための予防法を挙げます。

遺伝的要因に対する予防法

もやもや病は、遺伝的要因が関係していると考えられています。
家族歴のある方は、定期的に脳血管検査を受け、早期発見・早期治療につなげることが大切です。

環境的要因に対する予防法

もやもや病の発症リスクを高める可能性のある環境的要因としては、以下のものがあります。

ウイルス感染

風疹や麻疹などのウイルス感染症にかからないように予防接種を受ける。

  • 頭部外傷
    頭部外傷を防ぐために、バイクなどに乗る際は、頭部をしっかりと保護できるヘルメットを着用するなど、安全に注意する。
  • 動脈硬化
    高血圧、糖尿病、脂質異常症などの血液に関連する生活習慣病を予防・管理する。

これらの環境的要因を完全に避けることは難しいですが、生活習慣を改善することで、リスクを軽減することが可能です。

不調改善お役立ちサイト|頭痛|肩こり|腰痛|もやもや病

原因不明や治療後にも残るもやもや病への対策

症状が起きた際には、病院での治療を優先しましょう。
症状がなかなか改善しない場合や、後遺症が残ってしまった場合などには、病院での定期的な診察を受診しつつ、一度今までと違った方面からのアプローチを検討してみるのも良いかもしれません。

例えば、自律神経症状を得意とする整体院の受診などがあります。
どんな痛み、症状も元を辿れば、自律神経に行き着きます。
自律神経は、生命の中枢でもある脳幹と密接に関係するため、自律神経を整えることは、全身の健康にも大きく繋がります。

また、自律神経を得意とする整体院の多くは、一時的に良くなる対処療法ではなく、根本となる原因を見つけ出し調整を行う、根本療法を取り入れていることが多い傾向です。
こういった異なる角度からのアプローチを行うことで、症状が緩和することもありますので、選択肢の1つとして、ぜひ検討してみてください。

もやもや病に関する個別相談はLINEから!

一口に「もやもや病」と言っても、人によって状況は様々で、進行具合などによっても全く異なります。
また、人によって生活、運動習慣が異なる中では、今回の内容を見ただけでは、疑問や不安を抱えられる人もいるかと思います。
そこで、当サイトではLINEにご登録をいただくことで、簡単な健康チェックや情報発信、個別の相談を受け付けています。

サイトの内容を見たけど「疑問や不安がある」「より詳しい話を聞きたい」などの声にもお応えし、患者様の助けとなれるような活動も行っていますので、症状にお困りの際はぜひご活用ください。

最新情報をチェックしよう!
>自律神経専門整体|ひふみ整体

自律神経専門整体|ひふみ整体

めまい・自律神経専門|神戸三ノ宮|医師・専門家も推薦
めまい症状でお悩みなら大塚メソッドで解決!神戸三宮各駅から徒歩3分のひふみ整体へ
体の不調を早期に根本改善へ
初めての方限定【初見料2,200円 無料】

CTR IMG