馬尾症候群とは
腰椎から仙椎にかけて存在する神経の束である「馬尾神経」が圧迫されることで、様々な症状が現れる神経障害の総称です。
馬尾神経は、馬の尻尾のように見えることから名付けられています。
馬尾症候群の症状
症状は、以下のとおりです。
- 腰痛
- 下肢の痛みやしびれ
- 排尿障害(尿閉、尿失禁)
- 便秘、便失禁
- 性機能障害
- 感覚障害(鞍状麻痺)
馬尾症候群の原因
何らかの原因によって馬尾神経全体が圧迫されて起こる重篤な神経症状です。
主な原因としては、以下のようなものがあります。
- 椎間板ヘルニア
- 腰部脊椎管狭窄症
- 脊髄、脊椎の腫瘍
- 細菌による感染(感染症)
- 外傷
など
人によって原因は様々なため、原因の特定には医療機関の受診が必要になります。
馬尾症候群の一般的な治療法
治療は、基本的に原因となる疾患の除去となります。
上記に記載した原因の場合…
- 椎間板ヘルニア:手術による摘出
- 腰部脊椎管狭窄症:手術で脊柱管を広げる
- 脊髄、脊椎の腫瘍:手術で腫瘍を摘出
- 細菌による感染(感染症):抗生物質の投与など
- 外傷:保存療法や手術
これらの対応で、馬尾神経への負担をなくすことで症状が緩和します。
馬尾症候群の予防法
馬尾症候群を予防するには、その原因となる病気を予防することが重要になります。
基本的には、生活習慣の改善がメインです。
- 肥満を予防する
- 適度な運動をする
- 正しい姿勢を意識する
- 喫煙を控える
- ストレスを溜めない
など
これらを実践することで、ヘルニアや狭窄症といった問題や感染症に対する免疫を作り出します。
これらが結果的に、馬尾症候群を予防することに繋がります。
原因不明や治療後にも残る馬尾症候群への対策
症状が起きた際には、病院での治療を優先しましょう。
症状がなかなか改善しない場合や、後遺症が残ってしまった場合には、病院での定期的な診察を受診しつつ、一度今までと違った方面からのアプローチを検討してみるのも良いかもしれません。
例えば、自律神経症状を得意とする整体院の受診などがあります。
どんな痛み、症状も元を辿れば、自律神経に行き着きます。
自律神経は、生命の中枢でもある脳幹と密接に関係するため、自律神経を整えることは、全身の健康にも大きく繋がります。
また、自律神経を得意とする整体院の多くは、一時的に良くなる対処療法ではなく、根本となる原因を見つけ出し調整を行う、根本療法を取り入れていることが多い傾向です。
こういった異なる角度からのアプローチを行うことで、症状が緩和することもありますので、選択肢の1つとして、ぜひ検討してみてください。
馬尾症候群に関する個別相談はLINEから!
一口に「馬尾症候群」と言っても、人によって状況は様々で、進行具合などによっても全く異なります。
また、人によって生活、運動習慣が異なる中では、今回の内容を見ただけでは、疑問や不安を抱えられる人もいるかと思います。
そこで、当サイトではLINEにご登録をいただくことで、簡単な健康チェックや情報発信、個別の相談を受け付けています。
サイトの内容を見たけど「疑問や不安がある」「より詳しい話を聞きたい」などの声にもお応えし、患者様の助けとなれるような活動も行っていますので、症状にお困りの際はぜひご活用ください。