- 便秘の基本知識
- 便秘と自律神経の関係
- 便秘の改善と予防
便秘の基本知識
便秘は、腸内の便が通常よりも長い時間体外に排出されない状態を指します。通常、健康な成人は1日に1回から3回の排便を経験しますが、便秘の場合、排便がまれになり、便が硬く乾燥してしまいます。
便秘には、排便の頻度だけでなく、便の形状、硬さ、排便時の苦痛なども含まれます。
便秘症状が起こる時というのは、腸の蠕動運動が鈍くなっています。
これは、自律神経とも密接に関連しています。
病的な疾患などの影響によって便秘が起こるケースもありますが、ほとんどの場合が、自律神経の乱れによる、蠕動運動の低下が影響しています。
便秘と自律神経の関係
便秘の一部には、病院での治療が必要な病気が潜んでいる可能性があります。
ですので、症状がひどい場合や長引く場合には、まずは病院で検査を受けることをおすすめします。
検査で異常が見つからなかった場合は、そのほとんどが自律神経の乱れによるものになります。
ちなみに、自律神経の基礎知識に関しては、こちらからご覧ください。
【知らなきゃマズイ】自律神経の基礎知識を5つのポイントで徹底解説します!
ストレスなどをきっかけに自律神経が乱れた場合、交感神経が優位になっている事がほとんどです。
交感神経が優位になると、蠕動運動が鈍くなり、便の移動が遅くなるため便秘が発生します。
また、副交感神経の働きが低下するため、消化液の分泌が減少し、消化プロセスが滞ります。
副交感神経は腸の運動も促進するため、その働きが低下すると腸の動きが鈍くなり、便が滞留しやすくなります。
このように、自律神経と便秘は関係し合っています。
便秘の改善と予防
根本から改善していくためには、やはり自律神経を整えることが、改善のカギです。
自律神経が整えば、交感神経と副交感神経のバランスが取れ、蠕動運動の活性化や消化液の分泌が滞りなく行われるようになります。
結果として便秘が解消してくるため、まずは「乱れた自律神経を整えてあげること」これが重要です。
実は自律神経を整えただけでは、不十分かもしれないことを知っているでしょうか?
自律神経を整え、症状が改善しても、再発してしまっては意味がありません。
つまり、本当に大切なのは、再発させないための「予防」ということです!
「思考」を変え、ストレスへの抵抗力を引き上げてあげることが、実は再発防止に大きく繋がります。
これについては、少し長くなるので以下のリンクの「自律神経が乱れる人と乱れない人の違い」というところをチェックしてみてください。
【知らなきゃマズイ】自律神経の基礎知識を5つのポイントで徹底解説します!
まとめ
今回は、便秘と自律神経についてお伝えしました!
症状を改善し、再発の予防をしていくためには、まず自律神経を整えていくことが重要になります。
もちろん、プライバシーも守ります。